室内の空気の汚れは
- 人体や植物からの二酸化炭素
- 人体や生活からの水蒸気
- 化学物質などの汚染物質
- 調理や生活からの臭気
などが原因となります。
人体にとって、新鮮な空気(酸素)は生命維持活動にとって、最も大事なものであることは誰でも知っています。
カビやダニなどの不快な微生物や害虫の繁殖防止だけでは無く、新鮮な空気を常に室内に取り入れることは欠かせないことなのです。
換気の原理
換気は空気が入れ替わることを意味します。出て行く空気と同量の空気が入って来ないと換気にはなりません。
窓を開けると空気は入れ替わるでしょうか?
答えはNOなのです!!
風があり、風上から新鮮な空気が入って来て、風下の窓から出て行く場合には、換気はされますが、風が無く空気の流れが無い状態では換気はされません。
又、風のある日に窓を開けて換気を行うと、外気といっしょに、土ホコリ・花粉といった、室内空気を汚染されるものも入って来てしまいます。これでは何にもなりません。その他騒音も大きくなりとても快適な室内環境とはいえません。
換気は、1時間に室内の空気の半分が入れ替わることが必要です。
つまり、密閉状態の部屋に2時間いると、室内の空気は汚染物質でいっぱいになってしまいます。
ほとんどは、人体の呼吸による二酸化炭素と、汗や呼気からでる水蒸気です。
水蒸気は、排出しないと、結露やカビの原因となります。
1日に数回窓を開けただけでは、とても必要な換気量は確保できません。
そこで、24時間換気のシステムが必要となってきます。
換気の効率
気密性が高いほど換気の効率は上がります。
気密性が低くすき間だらけの方が、換気が自然にされているように感じますが、実はまったく違います。
下の図は、気密性の高い住宅と低い住宅の場合の空気の流れを表したものです。

気密性の高い住宅は、給気口から入った新鮮な空気は、部屋の奥の方から、汚染された空気を押し出すように換気扇に引っ張られて排気されます。
気密性の低い住宅は、換気扇の近くのすき間から新鮮な空気を引っ張って、そのまま外へ排気したり、別のすき間から排気されたりします。
本来は、部屋の奥から汚染された空気を排出するつもりが、なかなかうまく換気されません。
もう少し分かりやすい例でお話しします。
簡単な実験をしましょう!
コップに水を入れて下さい。
その水をストローで飲みましょう!
簡単ですね!!
次に、ストローに針で穴をいくつか明けます。
そのストローで水を飲みましょう!
飲みにくいですね!!
これと同じです。
入り口と出口を限定することが換気の効率を高めます。
換気扇のある排気口の廻りに、たくさんのすき間があると、給気口から新鮮な空気を取り入れて、排気口から排出するという本来の働きをしなくなるのです。
「換気扇を回して、ちゃんと換気をしてるのに、カビが生えちゃう」という場合には、気密性が悪いことが原因のひとつでもあります。
換気扇を回しても換気はしてない、不思議に思うかもしれませんが、気密性の悪い住宅はこうなります!!
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