高気密高断熱は何故必要か?
高気密高断熱住宅は省エネルギーを推進する
高気密高断熱住宅は住宅の耐久性を高める
高気密高断熱住宅は住宅の資産価値を高める
高気密高断熱住宅に外断熱をすすめる訳
◇省エネルギーの推進
有限のエネルギーを使用続けることは、いずれエネルギー源が枯渇する事態を招きます。人類の歴史の中で20世紀の100年間は、特筆すべきエネルギー消費を行いました。
その大量消費は21世紀になっても続き、今年の原油高によるガソリン・灯油を始めとした価格上昇は、エネルギーだけにかかわらず、紙などの資源消費材の価格上昇にも及びました。
また、地球温暖化現象による、地球環境の劣悪化は緊急の対策を必要とし、京都議定書の発効に伴い、CO2削減を図ることは大きな課題となっています。
CO2の発生源は、圧倒的に産業部門が多くを占めるものの、生活上でのCO2削減に取り組むことは大変意義のあることと思います。
そのような意味で、暖冷房に消費されるエネルギー量の低減を図る措置は、今後、積極的に取り入れていく必要のある技術だと思います。
◇住宅の耐久性を高める
省エネルギー化を図る方法は、具体的には、断熱性能や気密性能の向上を図ることになり、高気密高断熱住宅に必ずつきまとう、構造体の耐久性能低下の懸念です。原因は、構造体に浸入する水蒸気を含んだ室内空気です。
省エネルギー化を図ったために住宅の耐久性が低下することは、絶対に避けなければならないこととして、重要なポイントです。
構造体内部での、結露防止の方法としては、内側から防湿気密層工事として定着してきましたが、施工程度のバラツキが見られ、特に軸組み工法では、完璧な工事が行われているとは言いがたい現状です。
先張りシートの提唱がされていますが、実際の現場においては、大変手間のかかる方法のため、完全な施工は行われていません。
このような、構造体内部結露の防止を図り、構造体を常に乾燥状態に保つ方法として、外断熱工法の優位性が考えられます。
外断熱は、充填断熱よりはコスト高となり、採用に至るケースはまだまだ少ないものの、認知度と評価が高まっている傾向にあります。
外断熱工法は、住宅の耐久性を高め、建替えのサイクルを大きく伸ばすことにつながり、それによって住宅建設資材の消費量が低減します。
このことは、住宅建設資材の製造・流通量を低減させ、エネルギー消費の低減にもつながっていくこととなります。
◇住宅の資産価値を高める
これまで、木造住宅の建替え時期は25〜30年と言われて来ました。住宅の絶対量不足はもうとっくに過去の事となり、量から質への転換を叫ばれるようになって、10年以上が経過します。
現在政府は、木造住宅の建替えサイクルを40〜50年にする事を、施策として進めています。築25年の住宅は価値=0という状態では、建替え時期が来ても「まだ、住宅ローンが残っている」という、あわれな事態を招きます。
欧米のように、100年経っても、住宅の価値が充分あるという状態は、大変うらやましい事です。
耐久性の高い住宅は、子や孫にも安心して受け継いでいくことが出来ます。あるいは、転売するにしても、借家として市場に供給される場合も、良好な住宅として流通市場において評価を受けることが出来ます。
すなわち、耐久性の高い住宅は、住宅の資産価値を高めることにつながります。
作ってはこわす、作ってはこわすという、これまで継続してきた当たり前の状態を、「住宅は50年以上100年は持つ」という状態に転換することが、住宅が社会資本としての存在価値を認められ、欧米に見られるような「住み替え社会」の形成を可能とします。
親子孫3世代が住む住宅として、捉えるのもいいでしょうし、必要な時に、住みたい場所で生活できる自由を確保出来る、ということに価値を見出すこともいいでしょう。
◇外断熱をすすめる訳
住宅の耐久性を高め、資産価値を高める工法として、外断熱工法をすすめる訳がこの辺にあります。
住宅を建てるのは、一生に1回か2回です。
しかし、建てた住宅が100年間も使われて続け、いろんな人生の思い出がその住宅に記憶される。
そんな事を想像して見てください。
2000万円前後のお金を使って建てる住宅です。
老後は住宅を売却して、マンションに・・・・と、考える方もいらっしゃるでしょう。その時に、充分に評価される住宅であれば「土地代だけ」といった事も無くなります。
それが本当の資産です。
外断熱住宅にしたからといって、1割〜2割も金額が跳ね上がるわけではありません。
住宅を建てようかな、と思った時には「外断熱住宅」もお考えになって頂きたいと思います。
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正しい知識をお伝えしたいと考えています。
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